「数値化の鬼」を読んだ、新社会人のホザねが要約・感想をまとめていきます。
「先輩社員と新社会人の仕事の差は何があるのか?」
「仕事が出来る人、急に成長する同期に共通するのは?」
そんな疑問を抱えている社会人にオススメ出来るビジネス書が「数値化の鬼」です!
感情や妄想などの不確かな物ではなく、数字と言うブレない事実に向き合い、自分に足りないことを客観視できる人になるためのアドバイスが盛沢山の内容です。
「数値化の鬼」要約・まとめ
まず初めに「数値化の鬼」の逆の立場とはどんな人でしょうか?
①割合や数字の意味から逃げる
②数値目標だけを掲げる人
③定数を動かそうとする人
上記の「数値化の鬼」の逆は数字に弱いというのは単に「計算が遅い」「暗算が出来ない」などの数的処理に起因する物をほとんど指すものでは無く、数学的思考に直結しています!
数字と向き合うために思考する癖を身に着ける必要があります。一つずつ「数値化の鬼」になるために紐解いていく行きましょう!
①割合や数字の意味から逃げる
詐欺師などが数字を多用する事から、「数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う」などの有名な名言が出来るほど数字と割合は人を惑わすのに効果的なのです
例えを挙げると
「わが社の利益は去年の3倍に急成長しました!」
こう聞くと、皆さんは「利益めちゃめちゃ上がってるじゃん!」「かなりの敏腕社長なんだ!」と感じる方は多いかと思います。
社長の発言の中で皆さんが注目するのは「3倍」と言う数字の部分がを注目します。
実際にこの会社の利益を見てみたとすると
左の会社は前年度の利益:1000万円で今年度は利益:3000万円の3倍で急成長!
右の会社も前年度の利益:300円で今年度は利益:900円の3倍に急成長していますw
小学生のお小遣いが中学生並みになっただけですが、この社長さんは何一つ嘘はついていません
ここで重要になるのは「何を基にした割合・数字なのかを確認する」ことなんです。
今回は「去年の」という社長の言葉に対して、「去年の利益は」と疑問を持たなければいけません。
この「割合と数字」は自分の思考内にも適用することが出来着てしまい
とある営業マンさんの話で
今月の受注数は自分:7件、同期:10件と受注数では負けてしまっています。
しかし、商談の成功率ではでは自分:70%、同期:50%と上回っているから改善しなくても大丈夫~♪と勝手に解釈してしまうこともあります。
自分を安心させたいから受注率を持ってくるのは気持ちとして分かります…
残念ながら営業として用いるべき数字は受注数であり、契約率は評価の対象になる事はありません。
契約率にこだわりを持ち始めると、極端な話商談の回数を減らすなど営業として最悪の行動パターンに陥ってしまう可能性すらあります。
結果としての数字を真正面から見つめ、自分の不足を把握することで積極的な行動に結びつけるために割合や数字の意味から逃げてはいけないのです!
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