2024年から新たに新NISAがスタートしました。
従来の積み立てNISAと比較して投資枠が大幅に拡大され、非課税期間も恒久化したことから「神制度」との呼び声も高い制度です。
一方で「新NISAは怪しい、やめとけ。デメリットしかない」といった声も上がっているようです。
自分の周りでも「絶対に政府に都合がいい制度」と新NISAを全否定する友人もいます。
実際に新NISAをやらない人はどの様な理由で始めないのでしょうか?
周りの声を聞きながら、実際の所を調べていきます!
新NISAをやらない理由6選
①新NISAは難しい・借金しそう
1つ目の新NISAをやらない理由として
「そもそも投資が難しい・投資したら損しそう!」
と新NISAよりも投資その物へのイメージの先行を持っています。
新NISAの制度は「儲けが出れば、その利益に税金はかかりませんよ」が主眼に置かれています。
この制度はあくまで利益が出た時のみ有用な制度であり、株価が下がれば意味はありません。
株価は上がりもすれば下がる事も両方の局面が常にあるため損する可能性がある投資はやりたくないと言う事でしょう。
ですが!そういう人にこそ新NISAは初めてほしいです!
投資よりも貯金ならお金は減らないから安心!と考えるかもしれません
貯金というものは近年、インフレで少しずつ価値が下がってきています。
ただお金を寝かせておくだけでは、物価高騰に対してお金の価値を下げる行為と言わざるを得ません
ぜひとも新NISAという税制優遇制度を利用して、投資の入り口にしてほしいです!
②証券会社が推進していて胡散臭い・陰謀がある
2つ目の新NISAをやらない理由として
「証券会社が儲けるために行っているんだ!」
と実際に証券会社は儲かりやすい状況で有るので否定しづらい理由ではあります。
新NISAが始まって以降、ニュースや芸能人が大々的に取り上げることがあったのは記憶に新しい所です。
そんな中で投資に興味を持ち実際に始めてみよう人も多くなります。
初めての人が考えるのは「お金を詳しい人に聞いてみよう」となり銀行・証券会社に相談する人が続出すると思います。
紹介されるのは手数料が高い商品が占めており、投資初心者はそれに気づきません。
正直に言って、カモでしかありません。
大事なのは自分が購入する商品を理解して、自分の意志で投資することが重要です。
どのみち証券口座を通してしか投資商品は購入できないので、自分のメリットが上回る様な投資先を選ぶのが大切です!
③マスコミの報道が激しいから怪しい
3つ目の新NISAをやらない理由として
「マスコミの報道が激しい・スポンサーの証券会社に言わされているんだ!」
とある芸能人も
新NISAは国が進める勧めていて
裏がありそうだからやらない!
とテレビ番組でおっしゃっている懐疑的で陰謀論が数多く存在しています。
マスコミはスポンサーから広告料を頂いて番組を制作している面が有り、証券会社や銀行がスポンサーの時は肯定的な報道もします。
逆に保険会社がスポンサーの場合は、個人年金保険を売りたいために新NISAに否定的な報道をすることでしょう。
結論としては「番組ごとのスポンサーが付くが、テレビ局全体の方針がそうでは無い」となります。
そもそも、テレビ局の人がCMで流すサービスのチェックは行わず、過去には詐欺CMが流れるくらいには緩いセキュリティです。
新NISAの内容もよくわからずに番組を作成しているのかもしれません。
大事な事は「自分自身が新NISA制度を理解して、どう使うか」を判断するべきです。
勧めてくる相手は誰でも良くて、何を勧めてくるかで判断するのが重要になります。
④日本政府が外国に貢ぐための制度だから
本当なの?と驚きを持ちますよね!
とある投資系Youtuberさんが力説されていたのですが
政府と外国が日本人に株式を勧めて、株価が上がり切ったところで外国は売り切る事で大儲けする!らしいです…
前提として、政府を外国が信用している事が必要となります。
株価を上がり切った事を教えてくれる政府の忠告を信用する事が大儲けする為の肝になります。
しかし、投資は基本的に自分以外は全て敵であると認識しておくべきです。
1年後売れば儲けられると持ち掛けられて、株価を上げるためのカモにされているのでは?と考えるのが普通です。
カモにされて逆に踏み台で株を売り抜かれてしまうことも…と切りが有りません。
新NISA口座数は2024年3月では1456万口座が開設されています。
仮にこの講座全てに1000万の資産運用をしていたとして、145兆円で9500億ドルほどの規模になります。
全世界の株式時価総額は約117兆ドルで上記の条件であっても、全世界と比較しても1%以下にしかなりません。
そもそも、全ての口座で1000万円を運用は無理があり過ぎます。
本当に外国に儲けさせるつもりなら一体何十年待たせるつもりですかね?(笑)
Youtubeのエンタメとして陰謀論はとても人気が有るので、個人的には笑えるので好きです。
⑤資産が増えたところで課税されるのでは?
5つ目の新NISAをやらない理由として
「今は非課税だけど資産が増えてきた所で課税される!」ということです。
非課税が売りの新NISAが将来的には課税対象になるかもと考えると尻込みする気持ちは分かります。
新NISAと言う制度も自分達の何十倍の金融知識を持っている人が制度を通っているものなので、直接的でなくても間接的に取る方法も有るかもしれません。
では「将来的に、課税されるのであれば新NISAはやらない方が良い!」は正しい意見でしょうか?
新NISAが課税対象になった時、果たして他の口座も課税対象にならないと言えるでしょうか?
「将来的に税金を払うかも」と言う理由で普通口座で税金を払うのもメリットはありません。
⑥相続後に多くの税金が取られるのでは?
6つ目の新NISAをやらない理由として
「相続後で新NISAで多く税金を取られる!」ということです。
これは実際にあり得る事です。
例えば、新NISAを運用した人が亡くなってしまいました。
この時。株式や投資信託を相続した人が対象になります。
簡単に言うと「相続でもらった株式を売却するには税金がかかる」が事例となります。
買値:100万で相続時:50万で相続したケースを想定しましょう。
相続した際に株は新NISAでの運用はできず、特定口座に移されてしまい課税の対象になってしまいます。
相続後に株価が値上がりして110万になったとして、利益の60万に税金が掛かります。
買値:100万で株価:110万で税金:15万なのに、さらに税金がかかる事でトータルで損してしまいます。
ですが、自分が死んだ後の事を考えても仕方がないので、長期的な経済成長を信じて新NISAを活用しましょう!
まとめ
「新NISAは怪しい、やめとけ。デメリットしかない」といった声も上がっているようでしたが、周りの声を6つ挙げてみました。
政府が何か推進していると、怪しく見えるものですよね
新NISAも自分の将来設計に合わせて必要な人だけ、始めるのが良いと思います。
これだけの神制度は早々無いですので、資産形成を目指す人は是非活用しましょう!
これまで記事を見て頂きありがとうございました。
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