
高尾山登山のコースは、初心者向けから上級者向けまでバリエーション豊富に用意されており、登山の装備を持っていない観光客から、登山愛好家まで、多彩な高尾山の魅力を楽しむことができます。
今回はそんな中で、登山の装備を持っていない観光客や初心者でも高尾山山頂まで行くことができる 1 号路を使って、そしてその道中をより簡単に進むためケーブルカーも併用し、山頂までのルートにはどんな物があり、どんな風景が広がっているのかを、実際に歩いて徹底検証してきました!
この記事を見て、高尾山登山のイメージを含まらせてみてくださいね。寄り道や休憩も含めてイメージしやすいと思います。
登山時の服装
登山したのは 4月中旬です。当日の気温も27℃と春先にしては暑いですが、遅い時間の出発だったので長袖を選択!

- ・白パーカー+ジーンズと登山らしからぬ格好に…
- ・靴は普通のスニーカー
- ・持ち物は食料+ヘッドライト位で、仕事リュックくらいのコンパクトなやつ
ただし靴に関しては、スニーカーでは足場が悪くて疲労が蓄積されやすいと感じました。
特に道に石が埋まっている登山道はスニーカーだとクッション性に欠けるのでオススメできません。
滑らない登山靴を用意して登山することをオススメします。(今回の反省点です。)
服装に関しては、以外にも登山着と私服の登山客が半々くらいでした。今回は良かったですが、次に登山予定の大山(神奈川)では容易ではないので準備をしっかりとしないと、、、
高尾山までの交通

高尾山に電車で行く場合は、京王高尾線 高尾山口駅で下車します。
正直言って、駅に降りた時はかなり衝撃的でした!

木造とモダン風なデザインの駅と駅前の流れる小川で本当に東京かよ!と自然とのマッチが素晴らしいのが印象的でした。
高尾山口駅には、飲食店、お土産屋さんがあって、買い忘れなどしても問題なし!

そして駅直結の温泉まで併設されています。今回はいけませんでしたが、またの機会では朝一登山して温泉でゆっくりとがベストです!
高尾山入り口には二つのルートがあります。


1つ目は「表参道」で昔ながらのお土産店や食事処がたくさん!栄養補給には事欠きません。
特に高尾山では「とろろそば」と「天狗焼き」が名物になっており、是非ともご賞味いただければと思います。


2つ目は「もみじ通り」で最近の若者向けの登山ショップやカフェが併設されており、新旧混合で新しい形だなと感じました。
特に秋には小川沿いが紅葉で埋め尽くされ、圧巻の景観が見れるので機会があれば是非!
高尾山ケーブルカー 清滝駅

この駅から「ケーブルカー」もしくは「リフト」を使って、高尾山を登っていきます。

駅前にはサブちゃんの黄金像が!どんなつながりがあるんでしょうか!

リフトは2人乗りで、大自然を感じながら12分かけてゆっくりと高尾山駅まで!
いわゆるカップル向けですね…


ケーブルカーは急こう配を一気に駆け上がっていきます!
日本一の急こう配で最大で何度までの勾配を誇ります!
ケーブルカー内も見た目普通の電車ですが勾配に合わせて凄く斜めの構造になっています。
高尾山ケーブルカー 高尾山駅

ケーブルカーでかなり高度を稼ぎました。
1 号路を通ればケーブルカーやリフトを使わなくてもここまで徒歩で上がってこられるのですが、急坂の連続で初心者が歩くには非常に辛いです。
山道もありますが、ほとんど道路が多いので帰りだけでも十分です。
ですので、ケーブルカーやリフトを使うと一気にここをスキップできます。

かすみ台展望台からの景色も十分に絶景です!

一号路をこのまま進んでいく高尾山サル園が見えてきます。

サル園には約90頭のタレント性にあふれるサル達が勢ぞろいらしいです!(登山時間遅すぎて閉園してました。)

サル園では現在のボスザルや相関図などが赤裸々に紹介されています。
秩序あるサル社会やサルの習性など、家系図で紹介されています。
高尾山 タコ杉

サル園を過ぎたあたりに見えてくるのが「タコ杉」です。
高さ37メートル、目通り幹囲(人間の目の高さで測った幹まわり)約6メートルのひときわ大きな杉の木で、高尾山の中では飯盛杉に次ぐ大木です。

タコ杉には逸話があり、薬王院を建設時、道を作る際に邪魔になり切断しようと提案がありました。
一晩立つと、なんとタコ杉の根が曲がって道を作るの邪魔にならなくなりました。
以降、タコ杉は「道を開く=開運」ということで開運の杉として祀られるようになり、多くの人が御利益を求めて根を触るようになりました。
男坂と女坂

左が急な階段道の「男坂」、右がなだらかな坂道の「女坂」と呼ばれていて、皆さんどちらの道に進もうか考えている姿を見かけます。
高尾山に限らず、寺院に行くとこういう分かれ道は見られるそうです。
基本的に比較的元気な人は階段がある「男坂」、下山してお疲れの方は緩やかな「女坂」をオススメされています。

「男坂」は108段の階段になっており、仏教の人間の煩悩に因んで作成されたとか。
ケーブルカー使ってきたので元気が全然あったんですが、登り終える頃には息が切れ気味に…..
階段の先には薬王院へ

高尾山の中腹に佇む薬王院は1300年以上の歴史を誇る寺院です。
正式名称は「高尾山薬王院有喜寺(ゆうきじ)」で、奈良時代の744年、聖武天皇の勅命を受けた僧・行基によって開かれたと伝えられています。
平安時代には空海が修行を行い、真言密教の道場として整備されました。
山岳信仰の中でも特に天狗を信仰しており、境内にもいくつもの天狗像が設置されています。
彷徨って3号路へ…

薬王院の中を通って1号路も終盤へ….と思っていたんですが急に景色が変わります!
歴史ある寺院の中が打って変わり突如山道!しかも人が誰もいなくなった
一瞬遭難したかもと不安になりましたが、車が前から!

聞くにここは3号路で、山頂のお店に物資を届けるように整備?された道らしい
帰りに1号路の正規ルートで帰ったのですが、薬王院内を通るルートだったんですね
登頂

途中、トラブルで道を逸れてしまいましたが無事1号路に合流出来ました。
山頂に着いた時は18:00ごろで山頂のお店も閉店してしまってました。

頂上では遅い時間にも関わらずコーヒー淹れているひとがいたりと、みんなそれぞれのスタイルで頂上での時間を過ごし楽しみます。
富士登山の最初の一歩としてはトラブル込みで登山を楽しめたと思います。
高尾山登山は初心者でもOK!!自然と信仰が調和する癒しの山!
高尾山は、都心からわずか1時間でアクセスできるとは思えないほど豊かな自然と深い歴史、そして霊的な空気に包まれた特別な場所です。
初心者から上級者まで楽しめる登山コース、四季折々の絶景、そして中腹に位置する薬王院での参拝体験など、訪れる人それぞれが自分なりの楽しみ方を見つけられるのが高尾山の魅力です
日帰りハイキングはもちろん、心を整えるための“ちょっとした旅”としてもおすすめです!
ホザねとしても無事初登山を終えましたが、流石に服装は見直す必要があり次までの課題です!
次は大山(神奈川)を予定しております。
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